災害は突然にやってくる
どうもサバです。東日本大震災から10年、阪神大震災から26年が経ちました。近年では台風や大雨による災害も増え、どこに住んでいても自然災害への不安は消えません。
先日、遊びに出かけた子供と時間で待ち合わせをしていた時のことでした。交通トラブルで私が渋滞に巻き込まれてしまい、待ち合わせの時間に遅れてしまったのです。すると子供も不安だったのでしょう、待ち合わせ場所で待つのをやめ、自宅に向かってしまいました。そんなことはつゆ知らず、私はやきもきしながら待ち続け、やがて車で探し回るが見つからず・・・無事自宅に戻っていた子供と出会うまで、本当に生きた心地がしませんでした。
GPS機器や携帯電話を持たせれば早い話と思いますが、小学生や小さい子の場合なかなか簡単にはいきません。そしてふと考えたのです。これが災害時だったら・・・?と。
もしもの時の家族の行動を把握できていますか?
災害時は携帯電話が繋がりにくくなることが予想されます。学校にいれば先生方の指示を仰いで行動出来ますが、もし休日に、家族がみんな離れ離れの時に災害が起こったらどうでしょうか。それぞれが慌てて、それぞれの思いで行動するでしょう。
冒頭の私と子供のように、私は待ち続け、子供は不安で自宅へ向かってしまう。お互いなんとかしようとして、かえって混乱してしまう可能性があるのです。
こうした混乱を防ぐために、日頃からあらゆる予想外のピンチへの対処について、家族で共有しておくことが大切だと実感したのです。
防災家族会議をしよう
もしもの時に、慌てず行動するために。
家族全員で、あらゆる状況を想定した話し合いをしました。
第一回目の我が家の家族会議ははなんの方向性も決めずに会議を始めたため、話があらゆる方向に行ったり来たり、なんともまとまりのつかない結果になってしまいました。失敗です。
家族会議に必要なもの、それは一般の企業や団体と同じです。
一度に議題をたくさん用意すると子供が飽きて思考が停止するのでw、一気に進めようとせず、スキマ時間を活用して楽しく作り上げていってくださいね!
議事録は我が家専用の避難行動チェック表として完成させて、家族全員が見られる場所に貼っておいたり、取り出しやすい場所に置いておくのをおススメします。
防災会議の主な議題
防災家族会議で話し合っておくといい主なテーマを書き出しておきます。
話してみてわかる、もしもの時の家族の行動
実際に話し合ってみると、普段の家族の行動なんて当たり前に知っているつもりでしたが、えっそうなの!?と気づかされることがたくさんあります。子供たちは好奇心旺盛なので、大人が思いもよらない場所で遊んでいたりですとか・・・謎のドブ川とか工事現場脇とか・・・聞いてヒェッとなりました
あれもこれもダメという前に、もしものピンチを想定し、どうするかを話し合っておけば親も子もある程度落ち着いて行動できるのではないでしょうか。
たくさん議題を書きましたが、大事なのは家族全員で共有・確認しておく、ということだと思います。もしもの時の待ち合わせ場所や緊急の連絡先なんかは常に頭に入っておくように度々全員で確認しておきたいですね。
定期的な防災家族会議で内容をアップデート
家族の環境や状況は常に変化します。
学年が変われば下校時刻も変わり、遊ぶ友達が増えれば行動範囲も広がります。そんな変化する日常に対応できるよう、定期的に防災家族会議をして一人一人の防災行動をアップデートしておくとあんしんですね。
災害は起こらないことがいちばんありがたいことなのですが、残念ながら絶対に起こらないとも言い切れません。そこはかとないぺこぱ
万が一自分の家族が被災した時に、少しでも落ち着いて行動できるように防災について日常的に話し合っていきたいなと思います。
長いことお読みいただきありがとうございました。サバでした。
防災家族会議の無料プリント、そのうちまたアップするつもりです。