みんな知ってる?戸隠地質化石博物館
どうもサバです。
家でじっとしていられない我が子達のために、日々お出掛け先を開拓しています。その中でも気になるけどなかなか行く勇気が出なかった場所、戸隠地質化石博物館についに行ってまいりましたのでご紹介したいと思います。
長野県の博物館をネットで検索するとでてくる戸隠地質化石博物館。
車で3~40分のところには戸隠キャンプ場やチビッ子忍者村なんかもあったりして、キャンプのついでに寄ってみたいな、なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一応念のためお伝えしますとキャンプ場方面から戸隠地質化石博物館に来る場合、ほぼほぼ山道の運転になります。運転に不慣れな方、車酔いしやすいお子さんは十分に心の準備をして出発するのをおすすめします。
戸隠地質化石博物館ってこんなとこ
当館は、旧柵(しがらみ)小学校の校舎を利用した博物館で、この周辺でみつかる400~300万年前のホタテガイやクジラ、ゾウ、ダイカイギュウなどの化石や岩石、地形模型などを展示しています。これらの展示物をもとに戸隠山や飯綱山のでき方など、長野盆地周辺の大地の生い立ちを学ぶことができます。
戸隠地質化石博物館 パンフレットより引用しています
今は廃校になった小学校の校舎を利用した、戸隠周辺で見つかった化石や動植物の標本、昔の生活に使用されていた道具等を展示している博物館です。
行ってみて思いますけどね、パンフレットさんはずいぶん控えめにいろいろ展示してますよっておっしゃってますけどね、いろいろの度合いがハンパないです。
でっかいクジラやゾウの化石があるだけでも圧巻なのに、この博物館は他にも動物の剥製(多め)、動物の骨(多め)、昔の学校備品や生活用品(多め)
とにかく収蔵数がスゴイ。
昔の校舎を利用した博物館ということで、キラキラした華やかさはないけど、刺さる人にはブスブス刺さる博物館です。展示に使われている木製の棚とか、理科室の雰囲気とか、ななな懐かしい・・・ってなりました。
そしてココは中の人(学芸員さん)の熱量が感じられる博物館。
館内はどこもまったりした雰囲気で受け付けのご夫人もほんわか、企画展、やってまっせ!的なギラギラ感は微塵も感じません。が、常設展示も企画展示も中の人のこだわりが節々に感じられます。でも決してギラギラ感は出さないスタンス
実際、特に解説の予約などしていかずに訪れたわけですが、館内を巡っていると絶妙なタイミングでナイスミドルが現れてサラッと展示物の説明をして、絶妙な空気感で去っていく。「見守る」という言葉がピッタリかもしれません。空いてる時に行ったからかな
1階の生き物が飼育されているところでは、管理されている方がふらっと現れ、「こっちは今タマゴをうんでいるんだよ~」「ここに隠れているから覗いてごらん~」と、子供たちが興味ありそうな話をたくさんして下さいました。優しい
珍しいもの見られるだけでなく、さわれる(重要
戸隠地質化石博物館、という名のとおり、ここは長野県の地質変動の歴史や発掘された化石について知ることが出来ます。これだけだとお子さんはあまり楽しめないんじゃないかと思うじゃないですか。だがしかし奧さん、心配ご無用です。
ここ、貴重なイロイロがさわれちゃうんです。
さっきも少し書きましたが、ここは展示物・収蔵数がハンパないんです。多すぎて化石やいろんな動物の骨が雑多に置いてあるスペースあるけど、これ結構貴重なのでは!?と思うものばかり。
そしてその普段はお目にかかれない動物の骨やら昔の道具、見るだけじゃなくてさわれちゃう!
我が子はでっかい骨や昔の電話、動物のリアル皮手袋(これは見てるこっちがゾワゾワしますが)に大興奮。ツンツンしてみたりそっと持ち上げてみたり。なかなかできない経験だと思いますこれは。
触れるものと触れないものがあります、不明な時は学芸員さんに必ず確認してくださいね。大切な展示物なのでお子さんから目を離さず丁寧に扱いましょ
所要時間は2時間~半日
そんな戸隠地質化石博物館。全部見て回るとだいたい2時間くらいでしょうか。ザッとみるタイプの方は1時間半とかで終わっちゃうかも・・・でも面白いのでじっくり見てほしい。我が家はじっくり見る派なので余裕の半日コースでした。生き物の観察にはまっちゃったのものんびりした要因でしょうか。
でも最大ののんびり要因となったのが次に書くコチラです。
ワークショップの水晶拾いにどれだけハマるかがカギ
所要時間について、お子さんと行こうと思ってる方に付け加える点としては、ワークショップの水晶拾いにどれだけハマるか、という点です。
これは一人100円でできる、砂の中からピンセットで小さな水晶のかけらを拾い出すミニワークショップなのですが、これに我が子達どっぷり沼になりました。
見つけたカケラは持ち帰られるよ、の言葉に火がついて、そこから黙々と延々と水晶拾い。
ひとつ残らずどんな小さなカケラも持ち帰ろうとする意地の所業。もう執念の作業。
母としてはお金を払って道具を受け取る際、受付の方が砂が入ってる皿に、水晶のかけらを後入れでパラパラと振りかけているのを見ているので、必死に探す我が子を静観するしかできない(シッ
どれぐらいの時間が経ったのか。もう時間を気にするのも諦めたころ、すべてのかけらを拾い集めた我が子達。
最後に頑張ったご褒美プレゼントをもらい、ホクホクしながら家路に着きました。
写真撮り忘れちゃったんですけど、この時はいろんな鉱石の粒を集めたものをいただきました。カラフルでした
戸隠地質化石博物館の感想をゆるくまとめると
頭の悪いまとめ方をしますと
という感じですホント頭ユルい
こんな今では標高の高い戸隠周辺から、貝や海の生き物の化石が発見されていることを知り、昔は本当に海だったんだね~と家族でワクワクできたので最高の一日だったなと思います。
なお、我が家の見解ですからまるっと鵜吞みにせずあくまで参考程度に読んでいただければ幸いです。
生き物の解説をしてくれたおじさんにまた会いたい、サバ一家でした。