知育ママに人気!なぞぺ~シリーズ
知育界隈では知らない人はいないんじゃないかと思う、花まる学習会のなぞぺ~シリーズ。算数や国語と、教科や分野ごとでわけられてはいるものの、全体のテーマは「考える力」。考えさせるのよ~これがまた。頭を使うんだけど楽しいんです。なぞぺ~というだけあって、面白いなぞなぞクイズを出題されているかのよう。今回新たに購入した理科なぞぺ~についてご紹介します!
他のなぞぺ~とは違う理科なぞぺ~の特徴
なぞぺ~シリーズ、どれも簡潔でわかりやすく、シンプルな問題で構成されているのですが、基本的どれも筆記用具が必要です(当たり前よね)。そのため、楽しむ場所はテーブルの上。
しかし、理科なぞぺ~はなんと鉛筆いらず!(注:2、3問だけ書かせる問題がありますよ)すべてが頭の中で完結できちゃいます。
書いて学ぶ他のなぞぺ~と同じように、理科なぞぺ~もクイズ形式で1ページ一問ですが、書き込んで答えを導き出すのではなく、自分の知識力と想像力を総動員して答えを想像してみる・・・そんなタイプの問題です。そう、まさに「考える力」。理科なぞぺ~は鉛筆こそ持たないけれど、私たちは楽しく読んでいることで考えているのです。想像しているのです!!
この特徴を最大限に生かすために、ぜひおすすめしたい読み方があります。
鉛筆いらずだからこそ。のおすすめの読み方
読むのが早い子はあっという間に読了してしまう
そんな感じで鉛筆いらずの構成がされている理科なぞぺ~。
とても読みやすく、そして面白いので、読むのが早い子はあっという間に読み終えてしまいます。いや、別にいいんですけどね。書き込むような本ではないので、本棚に並べておいて、ふとした時に読み返してもらえればきっと長く役に立ちます。
しかし、あえておすすめしたいのは読み聞かせです。
この本は裏のページにクイズの解答と解説が載っているんですが、この解説がものすごく大事です。なぜこの答えになるのか、そのへんを詳しく、でも難しすぎず、簡潔にまとめてくれているんです。
例えば空から降る雨粒の形の問題があるんですが、
これを子供だけで読むと「へーこういう形になるんだー」って結果ばかりに重きがいって、その後のめちゃためになる理科知識とか面白い雑学をサラッと流し読みしてしまう可能性があります。
そこをお父さんお母さんが読み聞かせることでもっと強調して盛り上げてほしい!そう思うのであります。
寝る前の読み聞かせで親子ディスカッション
おすすめしたい理科なぞぺ~の楽しみ方。それは親子で読む、ということです。
本の中で、カタツムリとナメクジの先祖には殻があったか無かったかという問題があります。「あった!」「無かった!」で答えるのは簡単なのですが、大事なのはその理由ですよね。一人で読んでいるとあまり自分が選択した理由を深く掘り下げずに解説ページを読んで納得して終了してしまう。もったいない。もったいないオバケでちゃうよ!
日中だとなかなか時間もとれないご家庭も多いと思いますが、寝る前に一問ずつでもいい、親子ディスカッションを楽しんでみてください。
「母はスタートは殻ナシだと思いまぁぁぁす!」
「ぼくは最初はみんな殻があったんだと思うなぁ」
「なんで?」
「殻は大きいから、じゃまだからとっちゃったんだよ」
「いやいや、敵から身を守るために体をかたくしていくうちに殻になったんだと推測(ドヤ」
結果は・・・息子が正解でした。この問題のテーマは進化です。裏ページには進化というのは新しく付け足していくだけでなく、退化といって不要なものをなくしていくことも進化のひとつだよ、と優しく教えてくれています。母のドヤ赤っ恥。
こうして親子でディスカッションを楽しみ、なぜだか知識も増えていく。普通に勉強するよりこうやって楽しく会話する中で身についていくならこんなに嬉しいことはありません。
そしてまた忘れたころにまたホホホイと本棚から取り出すんですよ。4~5回転くらいしてみてください。
3、4年生だけじゃもったいない
理科なぞぺ~の対象学年は3~4年生となっています。しかし、読み聞かせであればもっと下の年齢のお子さんでも十分楽しめる内容だと思います。問題の内容も普段の生活と結びついたものが多いのでより身近に感じられるのではないでしょうか。
理科なぞぺ~、親子のコミュニケーションにおすすめです!