ロジカルシンキングを楽しく身につける!ヒントが優しい学研プラスの「5分で論理的思考力ドリルちょっとやさしめ」

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5分で論理的思考力ドリル こどもの本
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情報に対して受け身な我が子たち

うちの子達は受け身だ。テレビやYouTubeが大好きで、お笑い番組で笑い、誰かがゲームしたり面白いことをしているのを見て楽しむ。そしてそれを自分もやってみるのかと思いきやそうではなく、ひたすらに誰かが行動しているのを見て満足し、その情報ばかりが蓄積されていく。


うちの子達の考え方は短絡的になってやしないかな?物事を深く考え、多面的に捉えることができる人は人生を豊かなものにできるのではないでしょうか。
短絡的で知識が乏しいと世界は狭まり・・・偏った考えだけで生きていくのはもったいないと思うのです。
あ・・・ちょっと本当に心配になってきた・・・悩む母は1冊の本に全てを託す!(言い過ぎ)

情報を受け取るばかりじゃなく活用できるように!

楽しく思考力アップ!「5分で論理的思考力ドリルちょっとやさしめ」

5分で論理的思考力ドリル
学研プラス発行:5分で論理的思考力ドリル

この本では論理的思考力を5つの思考回路をに分けて鍛えるステップになっています。
情報を真正面からだけ見るのではなく、さまざまな角度から見ていくことで、その情報の深さや多面性を知れる、という重要な学びがあります。そして問題を解いていくことで、情報を活用の仕方を学べる仕組みになっています。
子どもの頃からこういった、問題に対しての対処の仕方を知っておくことは、大人になった時に大いに役立ってくるのではないでしょうか。自分の中での壁にぶつかった時、誰かと衝突した時、旅行の計画をたてる時・・・本当に、どの場面でも活きてくるスキルだと思います。

5つの思考回路

「5分で論理的思考力ドリルっちょっとやさしめ」で紹介している5つの思考回路はこちら。

5つの思考回路
  • スキャン回路
  • クリエイト回路
  • リバース回路
  • ノック回路
  • ステップ回路

1.スキャン回路

スキャン回路は、与えられた情報の中から必要な情報を読み取るという点に注目しています。余計な情報に気を取られず、自分にとって必要なものだけを選び取る。情報の活用として大事な部分ですよね。

2.クリエイト回路

クリエイト回路の問題では、問題を真正面から解こうとするのではなく、別の視点や逆の発想などを使って思わぬ解決法を導きだします。今までの自分には思いつかなかったような柔軟な考え方を知ることができます。

3.リバース回路

リバース回路では、問題を解こうとする時にまずゴールや結果を想像してから過程を導きだす、という方法を学ぶことができます。例えば迷路をする時にスタートからやみくもに進むのではなく、ゴールの位置から逆に辿ってみれば道筋がわかったりします。そんな逆算の発想を使う問題が紹介されています。

4.ノック回路

ノック回路では、これまで合理的な解き方を学んできたのとは違い、ありうる可能性を1つ1つ検証して確かめていく問題が紹介されています。ひらめき力というよりも集中と忍耐を試される問題です。しかし今回は「5分で論理的思考力ドリルちょっとやさしめ」ですから、お子さんでも安心!小学生でも大丈夫。
だかしかし、うちの子達はここが一番苦労したところかも知れません。集中が続かない・・・チェックの漏れがすごかったです。この回路の問題はチェックを取りこぼしたらなかなか答えに辿り着けないんですよ~。言いたい~言いたい~ソコ抜けてるで!って言いたい~という気持ちを抑えて応援しました。良い経験になったと思います。

5.ステップ回路

最後にステップ回路。スキャン~リバースあたりでひらめきや柔軟性を鍛え、ノック回路で根性を磨き、ついにやってきたステップ回路。全編やってみて思う。この本よく考えて作られてるわ~!
ここはこれまでの集大成だと感じます。解くまでに、文字通りステップがあるのです。一つひらめいたところでそれがゴールではなく、その条件をもとに答えを探るのです。ここまでやればおなかいっぱい。解けた時のスッキリしたあの感じ、皆さんにもぜひ体験していただきたい!

答えの前のヒントがありがたい

通常のドリルでは問題と解答で構成されていますが、この「5分で論理的思考力ドリルちょっとやさしめ」にはその間にヒントというニクいクッションが用意されています。答えに辿り着けず悩む我が子に、答え合わせの前にもう少しで解けそうな絶妙なヒントを載せてくれているんですよね~。これがほんと絶妙!ヒントを使ってひらめいて、自分で解けた感もちゃんとある。子供にはグッとくる仕様。
実際、さあ解いてごらんなさい!とドリルを開いても、そこにあるのは初めて出会う問題。簡単に解ける問題ばかりではありませんよね。試行錯誤、頭をひねって考えてもらい、それでも困ったらヒントを使ってみる。答えのヒントというよりは、答えを導き出すプロセスのヒントを与えてくれています。優しい・・・

思考力ドリル挿絵
個人的にはイラストがかわいくて大好き

「ちょっとやさしめ」の絶妙さ

うちの子達はこれをやった当時小学2年と4年生。全部やってみた感想は「ちょうどよい」でした。どの回路の問題もレベルが星1つ~星3つに分かれています。
我が家の体感としては

星1つの問題→簡単。ヒントなしで自力で辿り着けること多し。
星2つの問題→4年生割と簡単。苦手な回路ではヒントが必要、2年生ではヒント多用。
星3つの問題→完全にラスボス感。問題の意味からわからない時もあり親必要。


ざっとこんな感じでした。星3つ問題が自力で解けた時なんて歓喜してましたよ。
今後の生活にも役立つ考え方をたくさん知ることができます。我が家はただいま2周目。繰り返すと5つの思考回路もわりと身についてきたような・・・
ともかく、「5分で論理的思考力ドリルちょっとやさしめ」は小学生にゴリゴリ響く一冊でした。ありがとう学研プラス!今度はやさしくないやつ挑戦するよ!

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