我が家のこいのぼり事情と静まる食卓
突然ですが。
我が家にはこいのぼりがありません。
庭なしのマイハウス、兜は飾れても屋根より高いこいのぼりの夢は叶わず・・・
私も息子サバ助も、今日までこいのぼりがないことをあまり気にしたことはありません。ですが先日の夕食中、姉のサバ子が「サバ助のこいのぼりってないの?」と一言。
「ないよ。飾るとこないもん。」
「ふーん」
「・・・・・」
「「・・・・・・・」」
小学3年生になって、今更こいのぼりなど別にあってもなくてもどうでもよかったはずのサバ助。こうしてあらためて公式に「無いよ」と言われるとそれはそれでつまらないもの。
そして若干の申し訳なさを感じるサバ母。ニワナクテスマン・・・
食卓に再び静かな時が流れる・・・が、なんだかこのままこいのぼりが無いサバ家で終わるのもアレなので(どれよ
「・・・・・・・作るか」
「え?」
「作ろう!シャレオツなヤーツな!!!!」
こうして連休前のサバ家、急遽シャレオツこいのぼり制作に精を出すことになりました。
セリアの折り紙のラインナップがすごい
翌日、まずは買い出し。
ここで声を大にして言いたいのは「セリアの折り紙ラインナップは神」ということ。
単色だけじゃないのはもちろんのこと、キラキラしたやつ、北欧っぽいやつ、動物柄植物柄なんやらかんやら、とにかく種類がスゴイ。誰買うねん!ていうお肉の加工食品がぎっしり書き込まれたやつとかニッチな需要も見逃しませんという姿勢がスゴイ。
そして無事買い出しが終わり、帰宅しようとするも途中の公園でサバ助もサバ子もそれぞれお友達とバッタリ。一緒に遊ぶことになり、結果夕方までフルタイム公園となりました。
友達大事!こいのぼり制作は翌日に持ち越し。
さて天気も悪い翌日。絶好のおうち時間日和です。
いよいよ作るよこいのぼり、準備するものは
「えのぐ・・・・・・?」
サバ助の顔が曇る。
うちのサバ助は野山を駆け回って遊ぶタイプですから、小さな頃からお絵かきとは無縁の生活。小学生も3年目を迎えてやはりそうかと思う。絵、お好きじゃないんですねと。
これは母の失態。なんやかんやどこかしこ、お絵かきする機会を与えてあげられなかったのか。絵とは経験、絵とは回数。何度も書いてこそ、いろんな表現を学んで上達していくというのに。
サバ助御年8歳。未だ人の絵は棒人間―
本人も絵があまり得意でないのを自覚しているのか、絵を書く機会を自ら遠ざけ、家の中でそんな予感がすればスッと気配を消し空気になろうとします。
今回はおもしろそうだから付いてきてみれば、なんだ図工かと。あきらかに動揺しています。
わかってる。わかってた。だがしかし今回の母は諦めが悪いのであります。
「自分の好きな絵でいいんだよ。」
「ほら、怖くない、怖くない」
心優しいナウシカのごとく母は呼びかけ、彼はついに(しぶしぶ)制作の舞台に立つのであります。
テーブルいっぱいに新聞紙を広げ、汚れてもいい準備は万端!
同じものはひとつとしてない、オリジナルこいのぼり達
まずは画用紙をお好みのこいのぼりの形にカットします。
姉サバ子は尾っぽにピロピロを付けました。
買ってきた折り紙をカットしています。細かな作業です。(鯉はでかいのに)
絵の具作業を避け、折り紙貼りまくって作るかなと思いきや色塗りにノリノリのサバ助
結局家族総出でこいのぼり制作です。やりはじめるととにかく楽しい。絵の具で何か描くって大人になってから全然なかった!色を混ぜたり、塗り方を工夫したり。それぞれが自分の作品に夢中です。なんだか、とってもよき時間!
途中で落書きしたり脱線しながらも、たくさんのこいのぼりが出来あがりました。
そして見事窓辺に飾られることとなったこいのぼり達はこちら
いやーーーーー達成感。シャレオツ感はなくなりましたけど、ちょっと新幹線も入りましたけども、我が家らしいこいのぼりの完成です。窓を開ければ風に吹かれてゆらゆら。屋根より高くはないけれど、おもしろそうには泳いでいると思います。
なによりも、子供達がワクワクしてくれてうれしかったです。そしてなんとサバ助はこの事を日記の宿題に書いてくれました。「いっぱい書くことあった!」とのこと。やったぜ!
↓↓↓日記に苦労した日々はこちら↓↓↓
準備や片付けが面倒だなぁとも思いますが、家族みんなで過ごすクリエイティブな時間はなかなかの充実度です!皆さんもぜひ。サバでした。